訪問診療の(在宅医療)のご案内

「キリストの愛を原点に地域医療に貢献する」という理念のもと運営しています。
在宅療養か入院療養か悩んでいる方、ご自宅での療養が希望でもすぐには不安な方、短期間の自宅療養をご希望の方にも、地域包括ケア病棟やホスピス病棟を活用し対応いたします。
患者様ご家族様の意向に寄り添いたいと思います。

在宅医療とは

在宅医療とは、医師がご自宅や施設にうかがって行う医療です。
「往診」と「訪問診療」を組み合わせて患者さまの療養をサポートします。
「往診」が突発的な病状悪化などの際に患者さまやご家族の求めに応じて医師が自宅や施設を訪問して診療を行うのに対し、「訪問診療」は定期的な通院が困難な患者さまに対して継続的かつ計画的に医師が訪問して診療を行います。

【訪問診療の対象となる方】

  • 病気や障害などで、病院などへの定期的な通院が困難な方
  • 脳梗塞後遺症や神経難病などにより日常生活動作に支障のある方
  • 認知症に対するケアや医療的アドバイスを必要とされる方
  • 退院後のケアを必要とされる方
  • など

救世軍ブース記念病院の訪問診療対象エリアは、当院から6km圏内とさせていただきます。
病状や状況により範囲外の方にも柔軟に対応させて頂きます。一度御相談ください。

当院の在宅医療について

1.訪問診療(月1~2回)

当院の外来への通院が困難になった患者さま、または当院から自宅や施設に退院される患者さまを対象に、ご病気や身体の状態により月1~2回、平日 午前9時~午後5時の間に訪問します。状態が不安定な時には必要に応じて月に3回以上の訪問診療を行うことも可能です。

2.検査について

ご自宅で受けられる検査

  • 血液検査
  • 尿検査
  • エコー検査
  • 各種培養検査 など

必要時に病院に来院して受けられる検査:9:00~17:00

  • レントゲン検査
  • CT検査
  • 心電図検査
  • 胃内視鏡検査 など

3.在宅で可能な処置について *詳細につきましてはご相談ください

  • 胃瘻、経鼻経管栄養
  • 在宅自己注射
  • 在宅酸素療法
  • 膀胱留置カテーテル
  • 点滴(皮下注射含む)
  • 緩和ケア(痛みの治療など)
  • 褥瘡管理 など

4.薬について

薬は院外処方となります。ご家族が直接薬局に処方箋を持参してお薬を受け取るか、薬局から宅配をしてもらうことも可能です。宅配を希望される場合は別途費用が発生しますのでご了承ください。
(当病院から一時的に自宅に退院された患者様を対象に、病院薬剤師がお薬をお届けすることも検討可能です。御相談ください。)

5.当院では、24時間体制での相談・往診に対応しております

当院では在宅時医学総合管理料・施設入居時等医学総合管料の施設基準にかかわる届け出を行っております。

  • 当院は24時間体制の在宅療養支援です。
  • 自宅での治療が困難となった場合は、当院を含めた病院に入院していただくことも検討可能です。

6.緊急時の対応について

まずは、救世軍ブース記念病院にお電話下さい。
病状をお伺いした上で、緊急度・状況に応じて電話での対応、訪問看護、往診、病院外来受診入院などの対応をさせていただきます。救急搬送の判断をさせていただくこともあります。
夜間・休日で、検査が必要な状態悪化時などには、救急病院などへの受診を御検討お願い申し上げます。

7.地域連携について

医師、看護師、ケアマネジャー(介護支援専門員)、介護士、薬剤師、各種療法士など、患者さんと関わるスタッフが情報を共有して密接に連携を図り、安心して過ごしていただけるように努めます。

診療費用について

1.訪問診療の料金について

各種保険が適用されます。
保険の種類により、自己負担額が異なります。


また、居宅療養管理指導(在宅での療養生活においての相談・管理・指導を行うことに対して介護保険内で定められた報酬)を実施した場合には、月に1回または2回、介護保険報酬に応じた利用者負担(1・2・3割)を請求させていただきます。

月に2回定期的に訪問(2週に1回処方箋を交付)する場合

対象 高齢者 一般の方
負担割合 1割 2割 3割 3割
1ヶ月の費用目安 約7,000円 約14,000円 約21,000円 約21,000円
高額療養費制度による
自己負担限度額(上限)
18,000円 18,000円 80,100円
+超過1%
80,100円
+超過1%

【上記に含まれない費用】

  • お薬代
  • 急な状態の変化で患者さまの求めに応じて行った臨時往診料(電話での指示を含む)
  • 診断書、予防注射等の保険外のもの
  • 衛生物品等

*他に検査や注射などによって料金が変わります。また、症状が重篤な場合など特別な管理が必要な場合には別途管理料等がかかることがあります。

*障害者受給者証、特定疾患医療受給者証等をお持ちの方は、月額の負担が減る可能性がありますので、診療の際に提示をお願い致します。

*夜間休日の緊急往診時は、患者様に交通費を負担していただきます。